COMPANY
京瓦のあゆみにある通り、瓦は古代から近畿を中心に発展してまいりました。
弊社も明治42年に瓦師であった初代が向日市にて創業をいたしました。
瓦製造と瓦施工を併せ持つ稀有な企業として業績を着実に伸ばして事業を拡大し、昭和25年12月には企業形態を法人組織へと変更。その後は戦後の住宅復旧にも多大な協力をしてまいりました。
京瓦の歴史と伝統を維持発展させるために新天地を求め、昭和49年9月、総工費4億円を投じ、最大規模の瓦生産工場を京都市伏見区羽束師(現本社)に完成させました。
その後は、住宅用瓦の製造から、奈良東大寺の昭和大修復工事の瓦をはじめ多くの文化財や社寺仏閣にも採用されることとなります。昭和57年から行われた京都西本願寺本堂の大修復工事にも弊社のいぶし瓦が使用され、偉容を誇っております。
平成13年に本願寺大師堂の巴瓦(軒丸瓦)製造を最後として工場は閉鎖し、現在では屋根工事企業として日本の屋根を守っております。
代表取締役社長 佐藤修平
社名 | 株式会社瓦熊 |
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所在地 | 〒612-8487 京都市伏見区羽束師菱川町671 |
代表取締役社長 | 佐藤 修平 |
設立 | 明治42年 |
資本金 | 2,000万円 |
従業員数 | 10名 |
主たる事業 | 瓦をはじめ屋根材の施工及び販売 |
加盟団体 |
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取引金融機関 |
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明治42年4月 | 創業、瓦製造を始める |
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大正13年3月 | 荒地出機および動力プレスを購入窯3基となる |
昭和6年10月 | 荷役サービスのため貨物自動車を導入 |
昭和18年3月 | 戦争のため瓦製造を中止し耐火器、耐火練瓦の製造を行う |
昭和21年12月 | 二枚合わせ平板瓦の特許権を得る |
昭和22年 | 京都工芸繊維大学寺田教授の指導下にて倒焔窯の研究を始める |
昭和25年12月 | 通産省工業技術院より窯の研究に対して補助金を受ける。 |
昭和30年8月 | 真空土練機を購入 |
昭和31年5月 | 全日本粘土瓦振興展示会にて業界最高の文化財保護委員長賞を受ける |
昭和31年10月 | 半倒焔窯の特許権を得る |
昭和34年1月 | 中小企業庁より合理化モデル工場の指定を受ける |
昭和36年5月 | 兵庫県淡路島にて地元有力者と共同で釉薬瓦工場近畿窯業株式会社を設立 |
昭和41年5月 | トンネル窯による「いぶし瓦」焼成の研究を始める |
昭和46年12月 | 撹拌機付土練機の特許権を得る |
昭和48年4月 | 伏見工場建設開始 |
昭和49年7月 | 資本金4000万円に増資 |
昭和49年8月 | 伏見工場完成、創業開始 |
昭和54年11月 | 社名変更 株式会社 瓦熊 |
平成13年2月 | 本願寺大師堂巴瓦製造を最後に工場閉鎖、工事専業に業態を変更 |
平成13年10月 | 新社屋完成(現本社)、現在に至る |